士人文化探訪路

士人文化探訪路

士人文化探訪路

01.巨淵亭 → 02.君子亭 → 03.東湖亭 → 04.黄岩祠 → 05.黄石山青少年修練院 → 06.弄月亭国民観光地

士人文化探訪路造成事業

  • 事業期間:2004.~2006(2年間)
  • 位置:安義面月林里、西下面鳳田里、西下面茶谷里一帯
  • 延長路線:6.2km(巨淵亭~弄月亭)
  • コース:巨淵亭(君子亭) ~ 詠帰亭 ~ 東湖亭 ~ 景慕亭 ~ 藍川亭 ~ 弄月亭
  • 事業費:16億ウォン

花林洞渓谷

咸陽は士人の村らしく亭子と楼閣が100軒余り建てられている。友とともに杯を傾けながら学問を論じたり、漢陽への道中にしばし休んでおにぎりを食べるなどした所である。西下面花林洞渓谷は科挙試験を受けに行く嶺南の儒生らが徳裕山60嶺を越える前に必ず通った道筋であった。美しい亭子と清々しく平たい岩が多く、かつてから「八潭八亭(8つの池と8つの亭子)」と呼ばれた。現在、弄月亭跡-東湖亭-君子亭-巨淵亭を木橋で結ぶ6.2kmの「士人文化探訪路」(2006年末完工)では、士人らが通った森と渓谷、亭子の姿を一望できる。
橋を歩いて亭子が見えたらしばし休む。亭子の前の大きく平たい岩が小さな野原のように広がっている。岩の名前はどれほどロマンチックか。「月が映る岩の池」という意味の月淵岩と、「太陽を覆うほど大きな岩」である遮日岩が風光を彩る。

岩の上を流れる水でくぼんだ淀みに水が入ってできる、穏やかな縞模様が神秘的だ。ここにマッコリを注ぎ、花びらや松葉を浮かべて柄杓ですくって飲む人もいるという。
士人らが座して遊んだ亭子だけで7軒.. 詩を一句詠んでもよさそうだ..

智異山近くの村、咸陽花林渓谷
深く曲がりくねった花林渓谷は、智異山の北側の中央部を挟んだ慶尚南道咸陽郡北部を横切っている。この渓谷はかつての士人らにとって酒一杯、歌一節を詠む「亭子名所」だったようだ。巨淵亭、詠帰亭、君子亭、東湖亭、景慕亭、藍川亭、弄月亭···。長さ約6.2kmの「士人文化探訪路」地図には、かつての人々が遊んだ亭子が7つも描かれている。
巨淵亭サービスエリアから渓谷に沿って弄月亭に至る道は、よく整備された探訪路が整備されて歩きやすい。ウッドデッキがしばし途切れると、稲がうねる田んぼが続く。太ももの高さほど伸びた稲の上に吹く風は、こっちへ来いと手招きするように生き生きとしている。

探訪路の最後の地点である弄月亭跡は、ゆとりを持って渓谷の風景を楽しみたい人にちょうど良い。道路から遠く離れているので、のんびりと静かな所。亭子の名前である「弄月」は、「一杯の酒で月を戯れる」という風流な意味を持つ。酒を交わしたくなる広く平たい岩が渓谷と調和し、絶妙な風景を醸し出す。弄月亭は朝鮮中期の学者である知足堂·朴明傅が、光海君の時代に永昌大君の死と仁穆大妃の流罪に対する不当さを指摘して故郷咸陽に流罪となって来た時に建てた亭子で、昨年火災で焼けて現在復元中だ。目の前の岩に刻まれた「知足堂杖屨之所」という文字は、「知足堂先生が杖をついて遊んでいた所」という意味である。

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さらに歩きたい時は(距離·時間:6.2km⇒2時間)

巨淵亭サービスエリアで巨淵亭に立ち寄って亭子を見物した後、鳳田橋を渡って左側のウッドデッキを歩く。10分ほど歩いてて舗装道に出たら左折し、すぐ右に方向を変えて大田-統営高速道路の地下道まで進む。地下道の直前で左に曲がると、ウッドデッキの遊歩道が再び続く。
道が途切れた地点からは、自然石でできた飛び石を渡る。雨が多く降る日には中間部分が水に浸かるため靴を脱いで渡ることになるが、石が揺れるので注意して歩く。飛び石の中間あたりで右側の松島へと方向を変え、ウッドデッキの散策路に入る。
農道とセメント道を通って「虎城村」前の遊歩道を歩く。「藍川亭」を過ぎて「花林渓谷探訪案内板」に出たら左に曲がる。谷の上の石橋を渡ったら表通りで右折し、南江川に沿って長く伸びた堤防を歩く。堤防が終わる地点で注意して道路を渡った後、「西下橋」を渡って左折し、続く旧道路に入る。再び表通りに入ってしばらく歩くと、左手に黄土色の階段が見える。階段を下りて右側の草の多い堤防道を歩くと、弄月亭の道表示が見える。