咸陽雲谷里の銀杏の木

咸陽雲谷里の銀杏の木咸陽雲谷里の銀杏の木

所在地

咸陽郡西下面雲谷里銀行村

指定番号

天然記念物第406号

時代区分

不明

咸陽雲谷里銀杏の紹介

この木は、西下面銀行村の生成と同時に植えられた木として、樹齢は約1,000年と推定されており、高さは34m、幹周が8.5mである。
村の名前も、この木から由来して銀杏亭と呼ばれる。1972年に「道の木」に指定され保護されたが、以後国家指定文化財に変更された。
伝説によると、この銀杏の木は巨木になっても実が実らず、木の下に井戸を掘れば実るといわれ井戸を掘ると子牛などの家畜が落ちて死んだため、村人が不吉に思い、井戸を埋めたと伝えられる。
風水地理説によると、この村は船の形をしているが、銀杏は帆柱を象徴し、木を傷つけると村に災いがあると伝えられている。
村の住民は、毎年丁月丁日に平安と豊年を祈る堂祭を行なっている。
この村には、最初馬氏、呉氏、金氏の順に銀杏があった地に集まって村を形成し、井戸を掘って使用していたところに、ある日、子牛1匹が落ちて死んだため埋めてしまったという。ところが不思議なことに埋めた所に銀杏の木が1本生えて大きくなり、今日の巨木になったと伝わる。日帝強制占領期に村の有力者が集まり、銀杏の木を切って売ることに合意したという。しかし合意の後、毎晩村内に棺の輿を担ぐ人の音が聞こえたという。一方では、議論に参加した有志たちは、病気に罹ったり、さらには亡くなるなどして、苦難や大きな災いに遭ったという話も伝えられている。