白頭山脈の南徳裕山から分岐した二つの山、箕白、金猿、挙網、黄石のうちの最端に、まるで短刀のように聳え立つこの峰は、徳裕山からもはっきりと見える。秋季には挙網から黄石へと続く稜線に広大なススキの草原が壮観をなす。
金猿、箕白山との間には有名な竜秋谷がある。6.25韓国動乱の時期にパルチザン女隊員鄭順徳が活躍した所が隣接の挙網山である。黄石山城は咸陽の安義、西下の人々の志操と節槪を象徴する重要な遺跡である。丁酉再乱(慶長の役)当時、倭軍に最後まで抵抗したが城が崩れて殺害され、女子供は絶壁から身を投げたため、今でも黄石山北の岩崖は血の色に染まっている。
近隣の亭子(東屋)が有名で、特に弄月亭、東湖亭、居然亭、君子亭は慶尚道の亭子文化を代表する。